H27年11月11日におきた、市内女子中学生の自死事件の県調査委員会報告書が発表され、その内容は、H28年3月16日の市教育委員会臨時会の違法な議決と学校・市教育委員会の誤った対応について厳しく指摘するものでした。
「同じ過ちを繰り返してはならない」「子どもたちに楽しい学校生活を送ってもらいたい」この思いを教育関係者、保護者、地域のみなさんと共有し合い、何が大切なのか次のステップへの学習の場として、「子どもと教育を守る取手ネットワーク」主催で8月3日井野公民館で開催されました。会場には100人を超える参加者でいっぱいでした。
講師の小森 美登里さんは、高校生の我が子をいじめによる自殺で失うという悲しい経験をされ、それをきっかけに「いじめのない社会、あたたかい教室と学校」をめざし、夫婦で活動を始められ、現在、小学校から大人まで全国1500ヶ所を超える講演会を展開しています。講演の初めに、命を落とす数日前に愛おしいわが子が寄せたことば「優しい心が一番大切だよ」このことばを紹介され、いじめられている深いつらさと娘さんの優しさがが胸に強く残りました。
全国では15歳~20歳代の若者の自殺が年々増え、世界では日本が一番多い(17.8%)ことも示されました。今大事なのは、若者の声を聞くこと、望んでいることを真摯に受け止めることであり、学校、地域、親がつながっていくこと。最後にいじめられている子の安全を守ると同時にいじめている子の心に寄り添ってほしい。難しいことではあるが、大事なことだと力説されました。当時取手市議会で、いじめ防止対策提言をつくるとき「いじめている側が100%悪い」との文言に対し、「いじめた子も理由があるはず、きちんと聞く姿勢を持つべきで、100%悪いと決めつけてはいけない」と指摘し、私たち市議団は反対しことを思い出しました。とっても大事なことです。取手で起きた自死事件を風化させてはならない!しっかり教育委員会は検証と総括をし、その問題点と責任を明らかにすべきではないか?市・教育委員会の隠ぺい体質・無責任さに怒りを感じます!!