14日閉会した取手市議会(入江洋一議長)で、驚くべきことが起きている。一般質問で、精神保健福祉法・生活保護法違反を質された市は、違法行為を否定することはできず、個人情報を理由にことごとく答弁を拒否した。同趣旨の請願を負託された福祉厚生常任委員会(阿部洋子委員長)は、委員からの審議打ち切り動議で審議未了とし、14日本会議でも、「市の違法を質す」ための議員提出の決議案について、同様に多数決で審議を打ちきった。市政の監視機能を果たすべき議会が、請願も議員提出の決議案も、保守・公明与党による事実上の審議拒否で市の違法行為を容認した。審議打ち切りの理由に、「個人情報があり市側の意見が聞けない中で、請願者や紹介議員側の意見だけでは判断できない」というもの。請願者から、市の法律違反の行為を証明する十分な証拠資料も提出されており、判断できないわけはない。仮に判断できないとすれば、自ら調査を行うのが議員の仕事。議会としての調査を行うこともなく取手市の違法行為の真相解明にふたをする市議会多数派への市民の批判は免れません。
市の法律違反の真相解明から逃げる市議会審議打ち切りの暴挙
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執筆者:toride-jcp